和歌山県が防災訓練を見直し

2012年08月29日 17時11分 ニュース, 政治, 社会, 防災

和歌山県は、去年(2011年)の東日本大震災や台風12号による紀伊半島豪雨の経験を踏まえ、これまでの防災訓練の内容を大幅に見直し、より実践的な訓練を行うことになりました。

県によりますと、ことし(2012年)12月に、和歌山市のコスモパーク加太(かだ)など、県内4か所の広域防災拠点を中心としたケガ人の救出や情報伝達などの津波被害を想定した訓練を行う予定です。

この訓練では、県が自衛隊や警察、海上保安部などと連携して、災害時の情報収集を行う「移動県庁」を介して、ケガ人や避難所、救援物資の状況などの情報を共有するほか、ヘリコプターによるケガ人の救出・搬送訓練や、上空からの情報収集、ベースキャンプの設営などを行います。

このほか、去年の台風12号で孤立した集落の防災行政無線などを使って、市町村と集落の間での通信訓練や、県・トラック協会や協定を結んでいる企業などと、物資の輸送のほか、災害情報の収集や伝達を行う物資訓練なども、今年度(2012年度)中に行う予定です。

仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、訓練の見直しについて「非常時に、県の幹部が1か所に集まって、順番通りに項目をこなすといった芝居のような事態はあり得ない。これまでの総合防災訓練を廃止して、関係する機関や県民とさらに連携を深め、より実践的な訓練を行うことが重要だ」と述べました。