「マコモタケ」調理研究会(写真付き)

2012年10月18日 17時05分 ニュース, 政治, 社会, 経済, 防災

タケノコのようなシャッキリとした食感が特徴で、栽培の手間が少ないことなどから、和歌山県が栽培を研究しているイネ科の植物「マコモ」を使った料理の研究会が、きょう(18日)午後、和歌山市の中央コミュニティセンターで開かれ、和・洋・中の様々なマコモ料理が披露されました。

 「マコモタケ」を使った料理の数々(10月18日・和歌山市中央コミュニティセンターにて)

「マコモ」は水を張った田んぼで育つイネ科の植物で、2メートルくらいの高さに育ち、茎の部分を食用に用います。

 マコモの葉

茎が竹のように節だっていることから「マコモタケ」とも呼ばれていて、中華料理やフレンチの食材として使われています。

 茎の食用部分「マコモタケ」

タケノコのようなシャッキリとした歯ごたえと、ほんのりとした甘みが特徴で、調理法も簡単なことから、最近は和食やイタリアンなどにも用いられています。

しかし、国内ではほとんど流通しておらず、市場には台湾など外国産の流通が主流ですが、栽培の手間が少なく耕作放棄地対策に適した新たな野菜として、県・農業試験場が研究を重ねています。

きょう(18日)の研究会では、農業試験場の研究員がマコモの栽培や特性について説明したほか、和歌山市中央卸売市場で野菜卸し業を営む、野菜ソムリエの立野眞生(たての・まさお)さんが、市場でのマコモタケの流通について講演しました。

   

続いて試食会が行われ、県内で有名な日本料理店やフランス料理店、中華料理店合わせて4店の調理師らが手がけた、煮しめやテリーヌ、中華炒めなどのマコモタケ料理が出され、出席者らは「歯ごたえが良い」「柔らかくてどんな料理にも味がなじみます」などと味わった感想を述べていました。

 藤岡栽培部長(10月18日・和歌山市中央コミュニティセンターにて)

県・農業試験場の藤岡唯志(ふじおか・ただし)栽培部長は「生産者を今後増やせるよう、研究を重ねたい」と今後の意気込みを語りました。

 立野眞生さん(10月18日・和歌山市中央コミュニティセンターにて)

また、マコモタケの流通について講義した野菜卸し業の立野さんは「全国的にも長野県などで本格栽培に乗り出すなど注目を集めている食材で、和歌山にも適地が多いです。品質を極めていくか、ゴンパチ(イタドリ)のような地場野菜として地元に定着させていくか、見極めていく必要があると思います」と話していました。