県・熊野灘沖でメタンハイドレード調査へ

2013年01月15日 13時55分 ニュース, 政治, 社会, 経済, 防災

和歌山県は、熊野灘(くまのなだ)の海底に存在するとされる資源「メタンハイドレード」の調査に乗り出すことになり、今月(1月)下旬、串本(くしもと)漁港から調査船を出航させ、魚群探知機による調査を行います。

これは、けさ(15日)の定例記者会見で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が明らかにしたものです。メタンハイドレードは、メタンなどの天然ガスが水と結合してできた固体の結晶で、ガスを固体の状態で大量に蓄えられることから、石油に代わる燃料資源として注目されています。日本周辺の海域では、日本海やオホーツク海の海底で比較的浅いところに「表層型メタンハイドレード」の存在が確認されていますが、和歌山県の熊野灘沖でも存在する可能性があるとして、県が調査に乗り出すこととなりました。

調査は、今月(1月)下旬、串本漁港から県が保有する漁業調査船「きのくに」を熊野灘沖へ出航させ、魚群探知機を使って、海中にわき立つ「メタンプルーム」という泡の存在を調査します。調査には、かつて日本海でメタンプルームの存在を発見した、独立総合研究所の自然科学部長で水産学博士の青山千春(あおやま・ちはる)さんも同行します。

仁坂知事は「調査結果によっては、今後の開発促進を視野に入れた国や関係機関への要望も検討したい」と述べています。