妻殺害の夫に懲役6年 自首は認めず

2013年03月22日 19時40分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

妻の首を絞め殺害したとして、殺人の罪に問われていた夫の裁判員裁判で、和歌山地方裁判所は、きょう(22日)、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと、和歌山市榎原(えのきはら)の無職・吉崎清宏(よしざき・きよひろ)被告70歳は、去年(2012年)8月、和歌山市の自宅で、当時66歳の妻の首にロープを巻き付けて、殺害した罪に問われていました。

和歌山地方裁判所の柴山智(しばやま・さとし)裁判長は、妻のうつ病を、民生委員などに相談したものの、その回数が少ないことから「十分な努力をしていない」と指摘しました。その上で「被告人が精神的に追い詰められていたとはいえ、犯行は短絡的」と述べ、求刑10年に対して、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

弁護側は、吉崎被告が犯行後、家族に「妻を殺した」とメールし、逮捕につながったことから、自首にあたると主張していましたが、判決は「メールを受けた家族は、自らの判断で、警察に通報した」として自首そのものは認めませんでしたが、自首と同視できるとして、刑を酌量しました。