大量発生の茶色の蝶はテングチョウ(写真付)

2014年06月04日 18時41分 ニュース, 社会

和歌山市北部、大阪との府県境近くの阪和自動車道やサービスエリアなどで、最近、大量の茶色のチョウが飛びまわり、利用者を驚かせるとともに、関係者が対応に追われています。

阪和道紀ノ川サービスエリアで

阪和道紀ノ川サービスエリアで

これはテングチョウで、阪和自動車道や主要地方道・和歌山貝塚線の府県境付近で、大量に飛び回わるなどし、通行する車のフロントガラスに当たったり、前を横切るなどして、ドライバーを驚かせています。また、阪和道の紀ノ川サービスエリアでも、多くのチョウが飛び回り、利用者を驚かせるとともに、飲食店や土産物店などでは、店員らが建物の中に入ってくるチョウを追い出す作業に追われています。

テングチョウ

テングチョウ

海南市にある県立自然博物館によりますと、テングチョウは、毎年、今の時期に羽化のピークを迎えるということですが、これほど数多く見られることはあまりなく、異常発生と思われるということです。そして、和歌山市だけではなく、海南市や紀美野町、田辺市などからも問い合わせがあり、各地で大量発生しているとみられます。

博物館の松野茂富(まつの・しげとみ)学芸員は、個人的見解としながらも、「去年(2013年)が、とても猛暑・少雨だったため、主な天敵の鳥類の活動が抑制され、普段より多くの成虫が越冬し、それに伴って、春の産卵数が多くなり、羽化する成虫も多くなったのではないか」と話しています。

テングチョウは、人間に害のある種類ではなく、羽化のシーズンをすぎれば、新たに増えないことから、今年中には、相応の数になるとみられています。