地域文化功労者表彰に小林慶三さんと和歌山児童合唱団 6日表彰式

2014年11月05日 20時30分 ニュース, 社会

芸術文化の振興や文化財の保護に功績のあった個人や団体を文部科学大臣が表彰する今年度の地域文化功労者表彰に、和歌山県から、和歌山市の能楽師、小林慶三(こばやし・けいぞう)さん83歳と和歌山児童合唱団が選ばれ、あす(11/6)、東京で表彰されます。

小林さんは、幼い頃から、観世流能楽師の父・小林憲太郎(けんたろう)氏の指導を受け、1956年に大阪市立大学を卒業後、京都の片山九郎右衛門(くろうえもん)氏に師事しました。

そして、1962年に独立し、能楽の研究と普及のため父が創設した小林観諷会(かんぷうかい)を継承しました。

その後は、能楽の喜多流(きたりゅう)と合同で鑑賞会を開くなど、新たな取り組みで注目を集め、1978年には、文化庁から重要無形文化財能楽保持者の認定を受けました。

小林さんは、83歳のいまも、和歌山県の内外で多くの公演を重ねるとともに、後進の指導にあたり、子どもを対象とした能楽のワークショップにも力を注いでいます。

一方、和歌山児童合唱団は、1958年にNHK和歌山放送局に所属する和歌山放送児童合唱団として創設され、その後、独立して和歌山児童合唱団となり、現在は、小学5年から高校3年までの団員と、小学1年から小学4年までの少年少女の部をあわせておよそ150人が所属しています。

近年では、地元・和歌山のわらべ唄や子守唄、民謡など「日本の民族音楽を素材としたアカペラで芸術性の高い作品」を積極的に演奏し、2007年にドイツで開かれたハレ国際児童合唱コンクールで1位になるなど、多くの国際コンクールで優秀な成績をおさめ、世界的な児童合唱団として活躍しています。

そして、2011年の全国植樹祭では、天皇・皇后両陛下の前で記念演奏をしました。

地域文化功労者表彰の表彰式は、きょう午前11時から東京の文部科学省3階講堂で行われ、能楽師の小林さんと、和歌山児童合唱団の指揮者、沼丸晴彦(ぬままる・はるひこ)さんが出席する予定です。