那智勝浦沖の事故で転覆した漁船の警戒 きょうも続く

2014年12月29日 18時49分 ニュース

きのう(12/28)、那智勝浦町沖で、貨物船と衝突したまぐろ延縄(はえなわ)漁船が、24時間以上経ったいまも、沈没せず船首の部分が浮いたままになっているため、串本海上保安署が周辺海域の警戒にあたっています。

この事故は、きのう午前11時頃、那智勝浦町浦神(うらがみ)の南東およそ5キロの海上で、静岡県から韓国に向け、航行中だったカンボジア船籍の国際貨物船「ハッピー・セーリング」号・1291トンと、勝浦漁港から高知県・室戸岬沖の漁場に向かっていた大分県津久見市(つくみし)のまぐろ延縄漁船「政亮丸(せいりょうまる)」19トンが衝突しました。

貨物船と漁船に乗っていた、あわせて17人にケガはありませんでしたが、沈みかけた漁船が、船首を海面に出したままになっていて、沿岸に停泊している船や、周辺を航行する船にぶつかる危険性があるため、串本海上保安署が、沿岸部に近づきそうになる漁船を沖に出すなど、周辺海域の警戒にあたっています。

この漁船を撤去するため、漁船の所有者が手配したサルベージ船が、今夜遅くに到着する予定ですが、引き揚げ作業は、あす以降になるため、串本海上保安署では、今夜も夜通し周辺海域を警戒することにしています。

また、この事故は、貨物船の正面と漁船の左側面が接触したことによるものとみられていて、串本海上保安署が事故の原因などを詳しく調べています。