和歌山トライアンズ存続決定 新運営法人設立へ(写真付)

2015年01月14日 22時14分 スポーツ, ニュース, 社会

経営難から活動が停止していた男子バスケットボール・NBLの和歌山トライアンズについて、NBLはきょう(1/14)、チームの活動を存続させると発表しました。

記者会見する丸尾理事長(1月14日・東京で)

記者会見する丸尾理事長(1月14日・東京で)

これは、NBLの丸尾充(まるお・みつる)理事長が、きょう午後6時から東京で記者会見して明らかにしたものです。

この中で、丸尾理事長は、「きょうになって、和歌山県バスケットボール協会から、チーム継続の意思表示があった」として、今後、資金調達の面で、追加の企業協賛が見込めることや、10人の選手を確保できたことなどから、きょうの理事会で、県バスケットボール協会を主体とした新しいチームの、今シーズンの存続を承認したことを明らかにしました。

選手の内訳は、川村卓也(かわむら・たくや)選手や寺下太基(てらした・だいき)選手ら和歌山トライアンズに残留する選手が6人と、つくばロボッツを自由契約になった選手が4人となっています。

今後は、県バスケットボール協会が主体となって新しいチームの運営法人を作り、今月21日以降のリーグ戦の試合に出場することになりますが、新たな事務所や試合会場の確保をはじめ、チーム名が、前の運営会社の所有になっていることへの対応など、課題は山積しています。

この問題を巡っては、きのう、丸尾理事長が、和歌山県を訪れ、トライアンズの選手に年俸の減額を提示して残留の意思を確認したところ、大半の選手が受け入れられないという意向を示したため、存続が困難となり、県バスケットボール協会は、対応をNBLに一任していましたが、関係者によりますと、昨夜遅くにNBLの選手会が、和歌山トライアンズの選手とNBLに働きかけ、年俸の減額幅を小さくして選手の残留を促したということです。

その上で、NBLが年俸に必要な資金を確保できるかどうか、県バスケットボール協会に確認したところ、企業からの協賛金やチケット収入の増加が見込めるとの返答があり、協会が、チームの存続をNBLに申し入れたということです。

県バスケットボール協会の山本良和(やまもと・よしかず)副会長は、「存続が決まってうれしいが、これからの課題が山積しているので、喜んでばかりもいられない」と気を引き締めていました。

また、チームの存続決定を受けて、和歌山県の栗山隆博(くりやま・たかひろ)環境生活部長は、報道陣の取材に応じ、「和歌山県民に応援してもらえるよう、県としても精いっぱい努力したい」と述べました。

その上で、栗山環境生活部長は「道のりは生易しくないが、今までよりさらに大きな努力をし、県民にも会場に行って応援する姿勢を示してほしい」と述べました。

また、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事も「トライアンズ存続の報は誠に喜ばしい」とコメントを出しています。

※10人の選手は次の通り。

●和歌山所属の口頭合意選手・・・嶋田基志、堤啓士朗、川村卓也、ポール・ビュートラック、寺下太基、ゼーン・ノーレス

●その他(元つくばロボッツ選手)・・・竹田智史、高島一貴、佐藤託矢、大金広弥