和歌山放送にFM補完中継局の予備免許交付(写真付)

2015年12月22日 15時11分 ニュース, 防災

和歌山放送は、きょう(22日)、総務省から、FM(エフエム)補完中継局の予備免許の交付を受けました。

総通の上原局長から予備免許を受ける弊社中島社長

総通の上原局長から予備免許を受ける弊社中島社長

これは、和歌山放送が、和歌山県などとすすめているFM補完放送に向けた取り組みで、AM(エーエム)放送を受信しにくい地域の解消や防災対策の強化をめざしています。

交付された予備免許は、海南市冷水(しみず)の岩屋山(いわややま)に設置される海南(かいなん)中継局に対するもので、和歌山県が国の補助を受けて施設を整備し、和歌山放送が運用します。

予備免許の交付は、午後2時から、大阪市中央区の総務省近畿総合通信局で行われ、上原仁(うえはら・ひろし)局長から、和歌山放送の中島章雄(なかじま・あきお)社長に、免許証が手渡されました。

海南中継局の周波数は94・2メガヘルツ、出力は500ワットで、放送エリアは、和歌山市と海南市、有田市、岩出市、それに紀の川市などとなります。放送内容は、和歌山放送がAMで放送しているものと同じです。海南中継局は先月(11月)末に着工していて、来年(2016年)3月中に試験放送を実施、本免許の交付を経て、春ごろに開局を予定しています。また、和歌山放送では、今後、ワイドFMとして受信エリアの拡大を図ることにしています。

ところで、きょう現在、全国14の放送局がすでにFM補完放送を始めていて、和歌山放送を含めた9つの放送局が予備免許の交付を受け、放送に向けた準備を進めています。

AM放送は電波の特性などから、送信設備が平野部や海岸部にあることが多く、山間部やビル内など受信が困難な場所があります。また、津波などの大規模災害では、送信設備が被災し、災害情報などの放送に支障をきたすおそれがあります。FM補完放送は、これらを補うものです。

一方、ワイドFMの受信には、90メガヘルツを超える周波数帯に対応したラジオ受信機が必要です。従来のFM放送を受信するラジオでは、受信できないことがありますが、市販のFMラジオは、ワイドFM対応のものが増えてきています。