仁坂知事・農地転用厳格化の方針を議会で撤回

2016年03月10日 21時38分 ニュース, 政治

和歌山県の仁坂吉伸知事は、きのう(9日)の2月定例県議会で、農地転用の運用を厳格化する方針を撤回しました。

仁坂知事は、優良農地の確保や市街地の無秩序な拡大を防ごうと、去年(2015年)8月、農地法と農業振興法の運用を厳格化する方針を打ち出し、幹線道路沿いの優良農地を住宅地などに転用することや、もともと転用が不可能な10ヘクタール以上の農地であっても、敷地内に道路が通っていれば別々の農地と考えて転用が可能だったケースも規制する考えを示して、優良農地の減少と都市部の空洞化を防ごうとしていました。

ところが、県内の自治体の首長や農業関係者らから反対意見が相次ぎ、県議会議員からも議会で反対する意見が続出したことから、改めて検討した結果、運用厳格化の方針を撤回することになったものです。

仁坂知事は、きのうの県議会の一般質問終了後に発言し「県議会の議論を踏まえ撤回する。市町村に対しては、無秩序な市街化を防ぎ、農地の保全などをうたった法の趣旨に照らした運用を希望する」と述べました。