童楽寺ホーム開設 子どもの受け入れ体制拡充(写真付)

2016年04月04日 13時04分 ニュース

かつらぎ町の山間部で里親活動に取り組んでいる童楽寺(どうがくじ)が、家庭環境を失った子どもの受け入れ体制を拡充することになり、きのう(4/3)、新たなスタートを祝う式典が開かれました。

手作りの式典会場

手作りの式典会場

童楽寺は、かつらぎ町新城(しんじょう)で、2006年から和歌山県の認定を受けて里親活動を行っていて、4年前まで地元にあった新城小学校への山村留学生をふくめると10年間で、17人の子どもを育ててきました。

そして、今回、厚生労働省の小規模住居型児童養育事業の受け皿となることが認められ、「童楽寺ホーム」として再出発することになりました。

預かれる人数は、これまでの最大4人から6人に増え、養育を補助する要員も補助金で確保できることになりました。

これを記念して、童楽寺ではきのう午前10時から、地元の住民も参加して記念の式典が開かれ、童楽寺住職で、童楽寺ホーム代表理事の安武隆信(やすたけ・りゅうしん)さんが、「これまでの取り組みの拡大版として新たなスタートを切りましたが、一番大切なのは、地域の皆さんに見守られながら育てること。これからもよろしくお願いします」と挨拶しました。

挨拶する安武隆信住職

挨拶する安武隆信住職

来賓として挨拶した新城地区の自治区長、中前光雄(なかまえ・てるお)さんは、「限界集落で子どもの声が聞こえてくるのはうれしい。子どもは、泣いても、笑っても、村の活力になる」と話し、今後も、童楽寺の取り組みに協力することを約束していました。

挨拶する中前さん

挨拶する中前さん

また、式典には、童楽寺で育ち、いまは大阪市で生活している男性も出席し、「昔は朝5時半起床で大変だった」などと思い出話を語り、現在、童楽寺で暮らす子どもたちも合唱を披露しました。

体験を語る卒業生

体験を語る卒業生

童楽寺ホームは、新宮市の施設とともに、今年2月、厚生労働省・小規模住居型児童養育事業のファミリーホームに認められ、今月1日から運営を始めていて、和歌山県内のファミリーホームは、これで5箇所となりました。