新宮市災害史誌 元市職員が編纂・寄贈(写真付)

2017年01月05日 19時15分 ニュース, 社会, 防災


新宮市で発生した地震や風水害など、過去の災害の歴史をまとめ、当時の災害の状況などを詳しく解説した「新宮市災害史誌」が、このほど編纂され、きのう(1/4)、新宮市役所に寄贈されました。

災害史誌を手渡す上野山さん(左)と受け取る田岡市長

災害史を編纂したのは、新宮市の元職員で「くまの減災研究会」事務局長の上野山巳喜彦(うえのやま・みきひこ)さんです。

上野山さんは、防災担当の理事を務めるなどして災害史を編纂する必要性を強く感じ、2013年3月に新宮市役所を退職した後、去年3月までの3年間、市の防災アドバイザーを務めながら、編纂を進めてきました。

編纂にあたっては、古文書や新聞記事などから過去2000年間の災害の記録を調べ、明治以降の災害については、少しでも災害の悲惨さや切実さが伝わるよう、被災者からの聞き取りを行い、行政に対する思いなども盛り込みました。

完成した「新宮市災害史誌」は、3部構成の428ページで、200部が発行されました。

これを受けて、上野山さんがきのう、新宮市役所を訪れて田岡実千年(たおか・みちとし)市長に手渡し、「ここに書かれた災害の歴史を市民が共有することで、次の巨大災害による被害を最小限に抑え込んでほしい」と訴えました。

上野山さんは、消防本部や図書館のほか、新宮市の防災会議に関わる国や和歌山県の関係機関などに寄贈することにしています。