南方熊楠・生誕150周年記念切手 販売開始(写真付)

2017年01月10日 20時03分 ニュース, 社会

和歌山市出身で世界的な博物学者として知られる南方熊楠(みなかた・くまぐす)の生誕150周年を記念したフレーム切手の販売がきょうから和歌山市や田辺市などの郵便局で始まりました。

これは、徳川吉宗や雑賀孫一(さいか・まごいち)に続いて、和歌山市ゆかりの人物をデザインした記念切手の第3弾で、和歌山市以外でも販売されるのははじめてです。

南方熊楠は今からちょうど150年前の1867年(慶応3年)に現在の和歌山市寄合町(よりあいまち)で生まれ、旧制・県立和歌山中学校、現在の県立桐蔭高校を卒業後、17歳で上京し、現在の東京大学で学びました。アメリカやイギリスでの研究を経て1900年(明治33年)に帰国したあと、1941年に75歳で亡くなるまで田辺市に定住し、菌類の採集を通して生物学の発展に貢献したほか、民俗学の分野でも多くの論文を発表しました。

熊楠の生誕150周年を記念したフレーム切手は、熊楠の肖像画や田辺市の熊楠邸などが掲載されたシートに熊楠が百科事典を写した「和漢三才図絵(わかんさんさいずえ)」や親交の深かった孫文(そんぶん)が和歌山市を訪れた際の記念写真などがデザインされた82円切手10枚が綴(つづ)られています。

1シート1300円で、きょうから和歌山市や田辺市など県内11の市や町、村の146の郵便局であわせて1000シートが販売されているほか、今月15日からはインターネットでも40セットが販売されます。売り切れ次第終了となりますが、人気があれば増刷も検討するということです。

これにあわせて、きょう午前11時から和歌山市役所の市長室で記念切手の贈呈式が行われ、和歌山島(しま)郵便局の塚本恵照(つかもと・しげみつ)局長が尾花正啓(おばな・まさひろ)市長にフレーム切手を手渡して販売開始を報告しました。

尾花市長にフレーム切手を手渡す塚本局長(右)

塚本局長は「切手を通して、紀南のイメージがある南方熊楠の和歌山市との関係を知ってもらいたい」と意気込みを話していました。また尾花市長は「和歌山市での活動が偉大な熊楠の基礎になっていると思う。市としても積極的にPRしていきたい」と話していました。