相続巡り県議ら関与の脱税事件・大阪の元税理士に猶予判決

2017年01月11日 19時08分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会


遺産を寄付したように装って相続税を申告し、4億9千万円を脱税した罪に問われた元税理士に対し、大阪地方裁判所は、きょう(11日)執行猶予に付いた有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、大阪市西区の元税理士、岩上順(いわかみ・じゅん)被告64歳です。

岩上被告は、相続人の男らと共謀し、2014年9月、偽造した遺言書で8億5千万円を和歌山県の社会福祉法人に寄付したように装って、相続税4億9千万円を脱税した相続税法違反などの罪に問われていました。

裁判で弁護側は、岩上被告が遺言書の偽造に関与したことは認めたものの、遺産を寄付することを信じ、脱税するつもりはなかったと主張していました。

しかし、きょうの判決で村越一浩(むらこし・かずひろ)裁判長は「税理士の知識を悪用して、脱税方法の発案や遺言書の偽造に積極的に関与した」として、岩上被告に懲役3年、執行猶予4年、罰金800万円を言い渡しました。

この事件では、相続人の男ら4人がすでに実刑判決や有罪判決を受けたほか、共犯とされる和歌山県議会議員の花田健吉(はなだ・けんきち)58歳の裁判が続いています。