国交省・南海トラフ巨大地震発生後の緊急航路確保訓練(写真付)

2017年02月13日 19時15分 ニュース, 交通, 社会, 防災

南海トラフ巨大地震が発生したあとの紀伊水道で船舶の緊急航路を確保する、国土交通省の近畿と四国の各地方整備局による合同訓練が、きょう(13日)徳島県の沖合で行われました。

放水を行う双方の海洋環境整備船(2月13日・徳島県小松島市沖※国土交通省提供)

これは東日本大震災以降、改正港湾法に基づき、瀬戸内海への緊急確保航路の入り口として紀伊水道が追加されたことを受け、紀伊水道の東西を管轄する近畿と四国の地方整備局が初めて合同訓練を行ったものです。

訓練は、南海トラフ巨大地震などの津波で大量の浮遊物が海に流れ込み紀伊水道の航路の入り口がふさがれ、発生から24時間後に津波注意報が解除されたとの想定で行われました。

ドローンからの映像(※株式会社環境防災提供)

訓練場所となった小松島市(こまつしまし)の小松島港沖合では、和歌山港湾事務所と小松島港湾・空港整備事務所双方の港湾業務船による調査が行われ、民間業者の小型無人飛行機・ドローンを飛ばして上空から海の様子を撮影しました。

続いて、和歌山港湾事務所の「海和歌丸(うみわかまる)」と、小松島港湾・空港整備事務所の「みずき」の2隻の海洋環境整備船が出動し、流木の回収や切断を行ったほか、油の拡散を防ぐ放水作業も行われました。

超音波による海底の測量のようす

そのあと、和歌山・小松島双方の港湾業務船が超音波を使って海底を測量し、障害物がないかを調べました。

異なる地域の地方整備局の港湾事務所が合同でこのような訓練を行うのは初めてで、国土交通省は「和歌山と小松島が連携することで、大阪湾と瀬戸内海の緊急航路を速やかに確保できる」と話しています。