市民団体が和歌山市に「IR誘致断念」を要請(写真付)

2017年02月13日 19時16分 ニュース, 政治, 社会, 経済

和歌山県内で、借金の多重債務者の救済に取り組んでいる市民団体「あざみの会」はきょう(13日)、和歌山市が検討しているカジノを含む統合型リゾート施設「IR」の誘致などを断念するよう求める要請書を和歌山市に提出しました。

記者会見する新事務局長(中央)ら「あざみの会」のメンバー

要請書は、「これまでにないギャンブル被害を生むことが明らかなカジノ施設を、和歌山に誘致することは断じて許すことはできない」として、誘致の断念と、和歌山市が庁内に設置して誘致を検討しているプロジェクトチームの解散を求めています。

きょう午後、あざみの会の新吉廣(あたらし・よしひろ)事務局長と、世話人で和歌山合同法律事務所の畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長ら4人が市役所を訪れ、政策調整課の佐々木茂彰(ささき・しげあき)副課長に要請書を手渡しました。要請書を受け取った佐々木副課長は「和歌山市は慎重に検討しているところ。要請を市長に伝え、ひとつの意見として判断材料にします」と答えました。

このあと新(あたらし)事務局長らは記者会見を開き、カジノへの懸念としてギャンブル依存症や労働意欲の低下、治安の悪化などを挙げ、「人の金を巻き上げて成長戦略というのはおかしい。周辺整備にも莫大な費用がかかり、誘致そのものが博打(ばくち)だ」と訴えました。

「あざみの会」は今後の活動について、「県内の他の団体にも働きかけて県民の運動として訴えていきたい」としています。