災害に備え、炊き出し体験(写真付)

2017年02月15日 20時55分 ニュース, 社会, 防災

災害が起こった場合を想定し、食事を確保する炊き出しの体験会が、きょう(15日)和歌山市で行われました。

これは、東日本大震災直後の2011年4月に被災地の介護施設へおむつなどの救援物資を届けた和歌山市の介護施設、コミュニティプラザぶらりBLISS(ブリス)が和歌山でも災害への備えの大切さを伝えようと去年(2016年)から行っているもので、今回で2回目です。

きょう午後1時半から、和歌山市米屋町(こめやまち)にあるぶらりBLISS(ブリス)で行われた炊き出しには、施設の職員や一般の参加者らおよそ10人が参加しました。

きょうの炊き出しでは、水道や電気などのライフラインが途絶えたことを想定し、4つの大鍋やペットボトル入りの飲み水を使ってみそ汁づくりや炊飯を行いました。参加者は、手や食器を水で洗わずに済むようビニール手袋を着用してラップを敷いたまな板の上でニンジンや玉ねぎを切り、丸めたアルミホイルをたわし代わりに、ジャガイモの表面の土や皮を取り除きました。

アルミホイルでジャガイモの土や皮を落とす

このあと、およそ1時間でみそ汁とご飯が完成し、参加者は、東日本大震災の被災地の様子を撮影した写真や映像を観ながら、慣れない環境で作った食事を味わっていました。

参加した和歌山市の土橋忠三(つちはし・ちゅうぞう)さん74歳は「手袋をして玉ねぎの皮を剥くのに苦労しました。実際にやってみて、水や道具がない非常時の想定をしておくことが大切だと感じました」と話していました。主催したぶらりBLISSの岡本貴喜(おかもと・たかよし)さんは「いつ起こるか分からない震災に備えていざ起きた時に冷静に行動できるように今後も体験会などを通してみんなで勉強したい」と話していました。

ぶらりBLISS(ブリス)が入るぶらくり丁の5階建てビルでは、津波などの災害時に、およそ2000人の一時避難を受け入れられるということです。