和歌山市・IR誘致を表明 カジノは外国人専用(写真付)

2017年02月15日 20時57分 ニュース, 政治, 社会

カジノを含む統合型リゾート施設「IR」の誘致について、和歌山市はきょう(15日)、カジノ施設を外国人専用とすることを条件に、誘致に向けての取り組みを進めることを表明しました。

会見する尾花市長

IRの誘致を巡って、和歌山市はこれまで関係部署の職員9人からなるプロジェクトチームを庁内に設置して「コスモパーク加太」と「和歌山マリーナシティ」を候補地に挙げながら誘致の可能性を検討し、尾花市長も「デメリットを最小限にする必要がある」と慎重な姿勢で、誘致に前向きかどうかについては「中立」であることを強調していました。

きょう午後開かれた会見で尾花市長は、「関西国際空港に近い海洋型のリゾート地で歴史や文化にも溢れる和歌山の個性を生かした、子どもから大人まで楽しめるIRを目指す」とし、カジノ施設については日本人の入場を制限し、パスポートなどの提示が必要な、外国人専用とすることを発表しました。

懸念されるギャンブル依存症や治安の悪化などについては「海外の事例も踏まえて、カジノ施設を外国人専用にすることでデメリットを解消できる」と話しました。また、世論の動向を踏まえて、誘致を断念する可能性も残されているということです。

今後は、すでに視察に訪れている海外の事業者の意見を聞きながら候補地の選定を行うとともに市民の意見を聞きながら県と連携して構想づくりに着手し、実施法の制定を受けて立候補できるよう態勢を整えていくということです。

和歌山市の表明を受けて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、「和歌山はリゾート型で、大阪などの大都市型とは性格が異なるので、近くに2つできても採算は取れる」と期待を寄せました。