はり灸無資格施術などで797万円不正請求・県が刑事告訴検討

2017年02月17日 19時30分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会


無資格者によるはり灸の施術や往診の偽装などで、療養費797万円あまりを不正請求したとして、和歌山県後期高齢者医療広域連合は、鍼灸マッサージ院の運営者に返還を求めたほか、鍼灸マッサージ師の資格を監督する和歌山県は、刑事告訴を検討していることがわかりました。

不正を行っていたのは、紀の川市と日高町の2か所で鍼灸マッサージ院を運営していた業者です。

医療広域連合によりますと、この業者は2012年8月から去年(2016年)8月にかけての4年間で、紀の川市の施術所を訪れたのべ12人の患者に、無資格者による施術を行い、324万円あまりの療養費を不正に受け取っていたほか、のべ9人の患者に対しては、患者の家で施術したように装い、312万円あまりの療養費を不正に受け取っていました。

さらに日高町の施術所では、介護施設の入所者のべ13人に行った施術について、患者の家で施術したように装って、往診料160万円あまりを水増し請求し、不正請求額はあわせて797万円あまりにのぼりました。

通報を受け調査した医療広域連合の事情聴取に対して業者は不正請求を認め、分割で返還する意思を示しました。

医療広域連合は「誠に遺憾。厳正に対処し、今後も療養費の適正化に努める」とコメントしています。

また、無資格者に施術を行わせたことについて、監督官庁の和歌山県は「マッサージ指圧師、はり師、きゅう師などに関する法律に違反する」として、この業者を近く刑事告発する方針です。