【あす東日本大震災6年】高松小学校で津波避難訓練(写真付)

2017年03月10日 19時33分 ニュース, 防災

津波で多くの命が犠牲になった東日本大震災からあす(11日)で6年となるのを前に、きょう(10日)午前、和歌山市の市立高松小学校で避難訓練が行われました。

高台へ急な坂を駆け上がる

和歌山市・東高松の市立高松小学校では、震災の教訓を生かそうと去年(2016年)からこの時期に避難訓練を行っていて、きょうは1年生から6年生の児童およそ450人のほか、和歌山西警察署の警察官や地域の交通指導員らも参加しました。

訓練に先立って、体育館に集まった児童らを前に和歌山西警察署・警備課の楠本真(くすもと・まこと)課長が、東日本大震災の発生直後に福島県や宮城県で救助活動にあたった経験をもとに、津波の恐ろしさや避難場所を把握しておくことの大切さを話し、「震災の教訓を無駄にしてはいけません」と訴えました。

そして、5年生の児童およそ70人が、総合学習の授業で校区内の危険箇所を調査して作成した防災マップを示しながら、地区ごとの特徴や安全な避難場所について発表しました。

5年生が防災マップを使って発表

このあと、授業中に地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で避難訓練が行われ、校内放送で緊急地震速報が流れると、児童は一斉に教室の机の下にもぐり、校庭に避難しました。続いて、高松小学校からおよそ1・3キロ先の高台にある秋葉山公園に、およそ20分かけて小走りで避難しました。児童は、声を掛け合いながら真剣な表情で訓練に臨み、防災頭巾を被った1年生は6年生に手を引かれて避難していました。

全員が高台に到着

5年生の吉本由佳(よしもと・ゆか)さん11歳は「防災マップを作ったことで、きょうは電柱の電線が切れて感電する危険などを想像しながら避難することができました。もし本当に津波が来ても、全員の命が助かってほしい」と話していました。