【カレー事件再審棄却】弁護団が決定文を公表

2017年03月31日 07時19分 ニュース, 事件・事故・裁判

19年前(1998年)、和歌山市園部地区の夏祭りで4人が死亡し、63人がヒ素中毒になった毒物入りカレー事件で、和歌山地方裁判所がきのう(29日)、死刑が確定した林真須美(はやし・ますみ)死刑囚55歳の再審請求を棄却したことについて、弁護団がきょう(30日)、地裁から受け取った決定文を公表しました。

決定文の中で、和歌山地裁の浅見健次郎(あさみ・けんじろう)裁判長は、夏祭りの会場と林死刑囚の関係先で見つかったヒ素について「組成上の特徴が一致しているという事実は新旧すべての証拠を検討してもなお認定できる」としています。

また、「一般生活では極めて希少なヒ素を入手することが十分可能な立場で、カレー鍋に混入させることも可能だった」とし、事件前にも、犯罪目的でヒ素を使用した点などから「犯人であると強く推認できる」と指摘しました。

林死刑囚の弁護団はこの決定を不服として大阪高等裁判所に即時抗告する方針です。