2水族館がJAZAを退会、太地のイルカ購入禁止で

2017年04月02日 16時32分 ニュース, 政治, 社会

JAZA=日本動物園水族館協会が、太地町の追い込み漁で捕獲したイルカの購入を禁じたことを受け、神奈川と山口のあわせて2つの水族館が、このほど、協会を退会しました。

退会したのは、神奈川県藤沢市(ふじさわし)の新江ノ島(しんえのしま)水族館と、山口県下関市(しものせきし)の市立しものせき水族館「海響館(かいきょうかん)」で、両館が明らかにしました。退会は、いずれも先月(3月)31日付で、追い込み漁を巡り、地元・太地町の町立くじらの博物館以外が退会するのは初めてです。

新江ノ島水族館は「鯨類の繁殖研修を続けるには、地元の太地いさな組合などとの関係を維持する必要がある」とし、海郷館は、「追い込み漁は合法で、禁止するJAZAの方針を容認できない」と説明しています。退会によって、両水族館は、太地町の追い込み漁で捕獲したイルカの購入ができるようになりますが、担当者はともに、「すぐに購入する予定はない」と話しています。

2つの水族館の退会に対して、JAZAは「退会は残念。追い込み漁の方法は問題視されたが、ほかにも繁殖の方法はあり、検討会などで力を入れている」としています。

この問題は、おととし(2015年)、世界動物園水族館協会が、イルカの追い込み漁を「残酷だ」と問題視し、JAZAの会員資格を停止しました。これを受けて、JAZAは、残留のため、会員施設に対し、追い込み漁で捕獲したイルカの購入を禁止しました。太地町立くじらの博物館は、この年9月、追い込み漁の開始とともに、退会しています。