市民が救急車など3500万円相当寄贈(写真付)

2017年04月13日 19時16分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会, 防災

和歌山市内の会社役員の男性が、和歌山市に救急車や救命訓練の道具などおよそ3500万円相当を寄贈し、きょう(13日)消防局で贈呈式が行われました。

(左から)大浦局長、尾花市長、塚本会長、永井副会長

寄贈されたのは、災害現場にも対応できる四輪駆動の救急車1台と、AED=自動体外式除細動器や心電図モニター、人工呼吸器などの機材一式、それに、患者の声や変化する呼吸を再現できる訓練用の人形2体です。

贈り主は、和歌山県内で不動産業を展開するアイワグループ会長の塚本治雄(つかもと・はるお)さん79歳で、きょう午前10時から和歌山市八番丁の和歌山市消防局で行われた贈呈式で、塚本さんから尾花正啓市長に、救急車のキーのレプリカが渡されました。

5年ほど前から寄贈を考えていたという塚本さんが、去年秋に和歌山市の尾花市長に申し入れたことで実現したもので、尾花市長は塚本さんに感謝状を贈り「1分1秒を争うようなときや災害の現場で、市民の命が助かることになる。市民を代表して感謝します」とお礼を述べました。

このあと、寄贈された救急車や機材が披露され、消防局の救急救命士が救命訓練のデモンストレーションを行いました。

救急救命士がデモンストレーション

塚本さんは「自分が元気なうちに地元の役に立つことをしたいと思っていました。消防局の方が満足に作業できる環境を整えて、一人でも多くの患者が助かってほしい」と話していました。

寄贈された機材

今回の寄贈で和歌山市消防局では、高齢化などによる出動件数が増加して消耗が激しい、救急車の車両の更新が進むことや、救急現場を想定した高度な訓練ができることに期待を寄せています。和歌山市消防局に個人として救急車を寄贈したのは初めてです。