海南高校で地元社長が地域の良さ語る(写真付)

2017年04月14日 20時03分 ニュース

海南市の和歌山県立海南高校できょう(4/14)、地元企業の社長が、高校生を前に講演し、自らの企業の強みや地域の良さなどを語りました。

これは、高校生が地元企業の良さを知ることで、県外の大学などを卒業したあと、地元に帰ってくるきっかけになるようにと、海南高校が海南納税協会とともに開いたものです。

10回シリーズの初回となったきょうは、正午前から海南高校の武道場で講演が行われ、およそ200人の1年生を前に、海南市大野中に本社があり家庭日用品の製造・販売をしている株式会社オーエの大工博史(おおえ・ひろし)社長が、香港・中国・タイの3か所に工場を持ち、積極的に、新しい商品を開発していることを紹介しました。

講演する大工社長

また、大工社長は、自らも海南高校に通った経験を当時の写真を示しながら語り、「大企業より中小企業の方が、より広く浅い仕事ができて、自分の希望も通りやすい。ブランドで大企業を就職先に決めて幸せなのか、考えてほしい」と訴えました。

卒業アルバムを見せながら高校生時代を紹介

講演のあと、海南高校1年の石井我宗(いしい・がしゅう)くん15歳は、「これまで大きな大学に行きたいと思っていましたが、考えを改めました。将来、人の役に立てる仕事をして、地元で活躍できるよう、自分の進路を自分で決めていきたい」と話しました。

海南納税協会の森正信(もり・まさのぶ)専務理事は、「公益社団法人として、広く社会貢献したい中で、校長先生から講師の派遣依頼をいただき、地域活性化につながると考え、取り組みました。今後も全面的にバックアップしていきたい」と話し、海南高校の河本好史(かわもと・よしふみ)校長は、「地域の良さを知らないまま、大学を卒業して帰ってこない生徒が多い中、こうした機会をつくってもらえると、地域に帰ることも含めて選択できるようになるので、ありがたいです」と話していました。

講演は、総合学習の時間を利用して今年11月までに、10回シリーズで行われ、毎回、納税協会のメンバーで地元企業の代表者がそれぞれの会社の特徴や体験談を語ります。