県警・逮捕術指導者講習に初めて女性指導者参加(写真付)

2017年04月20日 19時03分 ニュース, 社会

逮捕術を指導している警察官の指導者講習が、きょう(20日)和歌山市木ノ本(きのもと)の和歌山県警察学校で開かれ、女性8人を含む26人の指導者が道場で実習しました。

警杖で暴漢役を取り押さえる女性指導者(4月20日・和歌山県警察学校)

これは逮捕術の技能の向上や指導方法の確認を目的に定期的に開かれているもので、これまでは男性の指導者のみでしたが、近年、女性警察官が増えたことから、ことし(2017年度)から女性の指導者も参加するようになりました。

きょう参加したのは、県警本部や所轄の警察署に所属する男性18人と女性8人のあわせて26人で、県警・教養課の藤戸優治(ふじと・ゆうじ)師範の監督・指導のもと、ナイフや木刀などを持った暴漢を警棒や警杖(けいじょう)を使って払いのけて取り押さえる一連の動作を実習しました。

和歌山東警察署・地域課で自動車警らを担当し、柔道2段の楠本記子(くすもと・きこ)巡査部長26歳は「年に1度の女性指導者講習だけでは物足りなかった。エキスパートの男性指導者を直接見られ、とても有意義です。女性警察官の執行力向上に繋げられたら」と話していました。

橋本警察署・生活安全刑事課の所属で、逮捕術の特別訓練生の久堀拓也(くぼり・たくや)警部補31歳は、女性指導者の奮闘に「女性警察官が事件現場に最初に到着するケースが増えるなか、武術に励む女性指導員の姿が励みになります。県民の安全を守る我々が強くあるために日々鍛錬を重ねたい」と話していました。

また教養課の藤戸師範は「男女関係なく警察官の意識向上にとても役立つ」と話し、相乗効果に期待を寄せています。

和歌山県警では2012年度から女性を逮捕術の指導者に加えているほか、交番勤務などにも女性警察官を積極的に登用しています。