旧・和歌山県議会議事堂が重要文化財に指定へ

2017年05月19日 16時30分 ニュース, 政治, 社会

国の文化審議会は、きょう(19日)岩出市根来(いわでし・ねごろ)の旧・和歌山県議会議事堂を、新たに国の重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

旧・県議会議事堂は、明治31年(1898年)に、和歌山城の北東の和歌山市一番丁(いちばんちょう)に建てられた木造2階建ての日本で最も古い木造和風建築の議事堂です。

議事堂としての役割のほかにも、選挙会場や講演会場、集会場などとしても用いられてきましたが、昭和13年(1938年)に、議場を内包した現在の県庁が完成したため、根来寺(ねごろじ)の「一乗閣(いちじょうかく)」として移築されたのち、去年(2016年)現在の「ねごろ歴史の丘」に建築当時の姿に復元されました。

文化審議会は答申の理由について「現存する明治時代の独立した議事堂建築で、和風を基調としたものは和歌山の議事堂が唯一で、文化財としての価値が高い」と評価しています。

今後、官報で告示され正式に指定が決まると、県内の建造物の重要文化財は82件となります。

和歌山県の仁坂吉伸知事は「国内や海外から多くの注目が期待される。地元・岩出市と連携して地域の活性化や交流人口の拡大に繋げたい」と話しています。

和歌山県議会の服部一(はっとり・はじめ)副議長は「この議事堂で活発な議論を行った先輩方に敬意を表し、県議会の歴史を知る崇高な議事堂を後世に受け継がなければならない」と話しています。