島精機製作所・次期社長会見 今後を語る(写真付)

2017年05月30日 20時46分 ニュース

和歌山市に本社のあるニット横編機大手・島精機製作所の新しい社長に就任する予定の島三博(しま・みつひろ)副社長がきょう(5/30)、記者会見し、今後も、和歌山を拠点にして横編み機を中心に事業展開していく考えを示しました。

記者の質問に答える島三博・次期社長(島精機本社で)

きょう午後2時から和歌山市坂田にある島精機製作所の本社で記者会見した島副社長は、今回の社長交代について、「身の引き締まる思い」とした上で、7~8年前から交代の話は出ていたものの、ずっと先延ばしになっていた経緯を説明し、「現社長の思い入れの深い、縫い目のない製品を作れるホールガーメントの編み機の出荷台数が伸びてきたこともあり、踏ん切りがついたのではないかと推察しています」と話しました。

また、今後の経営については、「島精機の強みである技術力とイノベーション力を高めていくため、天才と言われた社長に頼る癖を改め、全員がチャレンジし、全社一丸となって皆で知恵を出す職場、創造力のある会社を目指していきたい」と語りました。

そして、売り上げの9割を占める横編み機事業について、「主な市場は、ASEAN(東南アジア諸国連合)やバングラデシュですが、それ以外の国でも人材を強化し、販売に注力していきたい」と語りました。

また、地元・和歌山に本社や工場を置いてきた現社長の方針については、「私の時代になって、和歌山を出ていくことはありません」とした上で、工場については、ロボットの導入など効率化を進めながら、生産体制を増強していく考えを示しました。

島三博(しま・みつひろ)副社長は創業者の正博(まさひろ)社長の長男で55歳、日本大学理工学部を卒業後、1987年に島精機製作所に入社し、専務などを経て2012年から副社長を務めています。

島精機製作所は、来(6)月28日の株主総会で、新たに会長職を設ける定款の一部変更を提案し、承認されれば、その後の取締役会で島副社長の社長就任が決まります。また現社長は、代表権のある会長に就任する予定です。