医療5G実証実験で県・医大・ドコモが実施協定(写真付)

2017年06月12日 18時55分 ニュース, 政治, 社会, 経済

超高速通信が可能な「5G(ファイブ・ジー)」と呼ばれる次世代の移動通信システムの実証実験が、今年度(2017年度)和歌山県立医科大学と日高川町(ひだかがわちょう)の公立診療所で行われることになり、きょう(12日)NTTドコモと和歌山県、それに県立医科大学との間で実施協定が結ばれました。

調印後の記念撮影・左から医大・上野センター長、県・田嶋局長、ドコモ・滝田研究所長(6月12日・和歌山県庁)

総務省は、高画質の映像配信や自動運転、それに遠隔医療といった分野で2020年の実用化に向けた課題を探ることにしていて、医療分野での実証実験が行われるのは、和歌山県が初めてです。

今回の実験では、和歌山市の県立医大と日高川町の国保川上(かわかみ)診療所を結ぶ通信回線の一部に、5Gの通信システムを試験的に導入します。

診療所からは、患者の皮膚の病気の症状などを高画質な映像で送り、医大にいる専門医と会話しながら正確な診察ができるようにすることを目指します。

実施協定書の調印

きょう午前、県庁で行われた調印式には、県の田嶋久嗣(たじま・ひさつぐ)企画政策局長と、NTTドコモの滝田亘(たきた・わたる)先進技術研究所長、県立医大の上野雅巳(うえの・まさみ)地域医療センター長が出席し、実施協定書にサインしました。

県立医大の上野センター長は「遠隔地やへき地の医師にとって本当に助けになる」と実用化に期待を込めました。

ところで、5Gの移動通信システムは、現在のLTE方式に比べて、伝送速度や接続機器の数を100倍に、データの遅れも今の10分の1にすることを目標に、研究開発が進められています。