岩出市の中芝市長が運転免許証を自主返納(写真付)

2017年06月14日 20時05分 ニュース, 交通, 政治, 社会

岩出市の中芝正幸(なかしば・まさゆき)市長73歳は、自ら乗用車を運転する機会が減ったことや、高齢者の事故防止の気運向上を理由に、きょう(14日)岩手警察署に運転免許証を返納しました。

自主返納の手続きをする中芝岩出市長(手前)(6月14日・岩出警察署)

中芝市長は、きょう午前11時前、岩出市高塚(たかつか)の岩出署を訪れ、運転免許の窓口で自分の普通自動車運転免許証を返納し、運転経歴証明書の発行を申請しました。

写真撮影や書類の記入など、およそ10分ほどで手続きを終えた中芝市長は「1965年(昭和40年)に免許を取得したが、旧・岩出町長時代からは自宅からの徒歩通勤を公約にしていて、運転は月に1度程度。老眼も気になっていた」と理由を述べました。そして「近ごろ、岩出市の人口高齢化率が20%を越えて、高齢者同士の事故も増えてきた。自主返納が事故防止に繋げられたら」と話しました。

和歌山県警察本部によりますと、運転免許証の自主返納制度は1998年4月に始まり、当初、県内では20人程度だった自主返納者が、運転経歴証明書の発行がスタートした2002年以降は徐々に増え始め、去年(2016年)は2566人が自主返納しました。

岩出警察署の廣海泰宏(ひろうみ・やすひろ)交通課長は「高齢者同士のいわゆる”老々(ろうろう)事故”が増えている。自主返納制度のほか、運転を続ける高齢者には安全講習の受講を呼びかけるなど、積極的に取組みたい」と話しています。

和歌山県警によりますと、去年県内で発生した65歳以上の高齢者ドライバーによる交通事故は847件と、過去5年間で初めて1000件を下回りましたが、死者は過去5年間とほぼ同じペースの18人となっているほか、すべての交通事故に対する高齢者ドライバーの事故の割合が3割を占めていて、県警では、高齢者の事故防止を重点目標の一つにかかげて、啓発や取り締まりを続けています。