澤和樹東京藝大学長、クラウドファンディングでリサイタル開催へ

2017年06月18日 11時26分 ニュース, 社会, 経済

和歌山市出身のヴァイオリニストで東京藝術大学学長の澤和樹(さわ・かずき)さんが、ポーランドの作曲家・シマノフスキの知られざる名曲を広く知ってもらおうと、インターネットを通じて幅広い人から資金を募る「クラウドファンディング」の手法でリサイタルを開く計画をたてています。

澤学長によりますと、今年没後80年にあたるポーランドの作曲家、カロル・シマノフスキは、20世紀初頭に独特の作風でバルトークやストラヴィンスキーに匹敵する名作を遺しました。ヨーロッパでは、近年、知名度が上がっているということですが、日本ではその音楽を聴く機会は極めて少なく、澤学長自ら音楽会を開くことにしました。

音楽会は9月3日に東京藝大で行われ、東京藝大大学院に在籍するポーランド出身のピアニスト、イグナツ・リシェツキ氏と共演します。また、ポーランドの音楽出版社編集長で音楽学者のダニエル・チヒ氏を招き、シマノフスキの人となりと作品についての講演も行われます。

クラウドファンディングは、支援金額に応じて出資した人に特典が贈られる仕組みで、今回は、今月(6月)末までに150万円を集めると目標が達成されます。

東京藝大では今年、創立130年を迎え、日本の社会が芸術や芸術家を支援する文化をつくるとともに、インターネットやSNSを活用して、これまでなじみのなかった人にもファンを増やしたい考えです。

澤学長は「私自身のチャレンジも含め、大学の新しい一歩を応援してほしい」と協力を呼び掛けています。