「和歌山のおばちゃん」が高松小学校で「防災絵解き説法」(写真付)

2017年07月10日 20時41分 ニュース, 社会, 防災

「和歌山のおばちゃん」として人気の和歌山放送パーソナリティで落語家の桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんが、きょう(10日)午後、和歌山市立高松(たかまつ)小学校で、児童や地元住民らに初めて「防災絵解き説法」を行い、災害時への備えをわかりやすく解説しました。

「防災絵解き説法」を行う桂枝曾丸さん(7月10日・和歌山市立高松小)

桂枝曾丸さんは「おばちゃん」の衣装で演じる和歌山弁の創作落語で人気ですが、近年、地域防災の関心が高まっていることから、自分のキャラクターを活かして災害への備えを楽しく伝えようと、このほど、防災士や応急手当普及員、それにメンタル心理カウンセラーの資格を取得し、子どもからお年寄りまで、わかりやすく防災のポイントを知ってもらえるよう、パネルや小道具を使って説明する「防災絵解き説法」を考案しました。

「和歌山のおばちゃん」で登場した枝曾丸さん

高松小学校の体育館には5・6年生の児童や西川厚子(にしかわ・あつこ)校長ら教職員をはじめ、高松地区の住民や和歌山市消防局の職員らおよそ200人が集まり、「和歌山のおばちゃん」に扮した枝曾丸さんが「地震の時に慌ててガスの火を消しに行かないで。揺れが収まってから落ち着いて消します。災害時の情報はラジオが有効です」などと、パネルや小道具を指さしながら説明しました。

児童や高松地区の住民は「とてもわかりやすかった。いざという時のために地域の人と積極的にあいさつします」と話していました。

枝曾丸さんの心肺蘇生講習に見入る及川主幹研究員(後方の男性)

きょうは、東日本大震災の時、宮城県気仙沼市(けせんぬまし)で学校の危機対応にあたった経験を持つ、東京大学海洋アライアンス機構の及川幸彦(おいかわ・ゆきひこ)主幹研究員も視察に訪れ「地域に根ざし、枝曾丸さんのような専門家を招いた 取組みは、防災で非常に重要な生きた学びです。和歌山だけでなく全国各地でも地域事情に合わせて拡げていくべき」と感想を話していました。

初めての絵解き説法を終えた枝曾丸さんは「ただ喋るだけでなく、動きのある見た目にも分かり易い防災啓発です」と意義を話し、今後も県内各地や全国に活動の輪を拡げる意欲を示しました。