JA全中・臨時総会で中家会長選出 「なくてはならない存在へ」(写真付)

2017年08月10日 21時31分 ニュース, 政治, 社会, 経済

全国農業協同組合中央会・JA全中の臨時総会がきょう(8/10)、東京で開かれ、新しい会長に、JA和歌山中央会の中家徹(なかや・とおる)会長が選出されました。

臨時総会後の記者会見で挨拶する中家会長

そして、臨時総会の後、午後3時から東京のホテルで開かれた記者会見には、中家会長らJA全中の役員が出席しました。

記者会見したJA全中の役員ら(左から4人目が中家会長)

 

この中で、中家会長は、政府がJAに求めている農協改革について「農村を元気にするという目標と逆の政策が出れば、毅然とした態度で臨む」と強調した一方で、「目指すところは同じだと思うので、対話は進めていきたい」とも述べ、柔軟に対応する姿勢を示しました。

 

 

その上で、中家会長は、「40数年間、農協運動に関わってきて、いまほど農業と農協が、厳しい試練にさらされたことはなかった」とした上で、「自己改革の完遂はJAの最大の課題で、これを仕上げて、正組合員、準組合員、さらに地域の人からも、やはりJAはなくてはならない組織だと評価されなければならないし、そうすることで、JAの組合員の結束力は高まる。ピンチをチャンスとする絶好の機会だ」と意気込みを示しました。

また、政府の農協改革で、地域農協から金融事業を分離するという議論について、「総合的な事業経営の維持が、農家の所得向上のためには不可欠だ」として、否定的な考えを示しました。

そして、7月に政府が大枠合意した欧州連合との経済連携協定交渉などの自由貿易協定には、「農業を強くすることは大切だが、条件が不利な農産物は、政府が対策を取る必要がある」と述べました。

JA全中の会長任期は3年間で、中家会長は、自らの任期中に、政府が求めるJA改革の期限を迎えることになります。