俳句甲子園で桐蔭高校2年生に優秀賞 和県内初(写真付)

2017年08月31日 19時13分 ニュース, 社会

今年の「全国高校俳句選手権大会」通称「俳句甲子園」で、和歌山県から出場した県立桐蔭高校2年の松本梓紗(まつもと・あずさ)さんの作品が、和歌山県勢として、初めて優秀賞を獲得しました。

授賞した松本さん

この大会は、俳句を通じて若者の文化活動を活性化させようと、NPO法人俳句甲子園実行委員会が毎年開催しているもので、今年で20回目を迎えました。

和歌山県からは、去年から始まった和歌山大会を制した県立桐蔭高校創作部の生徒7人が出場しました。

大会は、2校が対戦して勝敗を競う団体の部と個人の部があり、団体の部は40チームが出場し、俳句の完成度や対戦相手の俳句をふまえたディベート形式での討論の内容を審査員が評価して勝敗を決めます。

個人の部では、事前にエントリーされたおよそ1600の俳句の中から、最優秀賞と審査員が一人ずつ選んだ優秀賞13作品が表彰されました。

 

このうち個人の部で、和歌山県勢としては初めて、松本さんの作品が優秀賞に選ばれました。

 

受賞した松本さんの作品は、『髪洗う 姉のお下がり 脱ぎ捨てて』で、この句を選んだ俳人の西村和子(にしむら・かずこ)さんは、「誰しもが情景を思い浮かべることができる懐かしい句。姉のお下がりを着させられている時の「自分じゃないという思いを脱ぎ捨て、自分は自分なんだという思い」を「髪洗う」という季語に集約した秀句である」と、高く評価しています。

受賞した桐蔭高校2年の松本梓紗(まつもと・あずさ)さんは、受賞した時の様子を振り返って、「チームの仲間が一緒に喜んでくれて、すごくうれしかったです。今後は、自分が見た情景や感じた感情を読者と共有できるような広がりのある句を詠んでいきたいです」と喜びを語りました。

インタビューに答える森田先生(右)と松本さん

桐蔭高校創作部顧問の森田泰充(もりた・やすみつ)教諭は、「生徒たちが、大変よく頑張ってくれました。この経験を活かして、和歌山に留まらず幅広く活躍できる人材になってもらいたい」と話しました。

桐蔭高校では、来年の大会に向けて、他府県の高校との交流試合などを活発に行っていくことにしています。