紀伊半島豪雨6年 那智勝浦町でも慰霊祭

2017年09月04日 19時47分 ニュース, 防災

2011年の紀伊半島豪雨災害から6年となるきょう(4日)、29人の死者・行方不明者が出た那智勝浦町では、遺族や町の幹部職員らおよそ130人が参列して、町主催の慰霊祭が開かれました。

町内全域にサイレンが鳴らされて全員で黙とうし、慰霊碑に白いカーネーションを供えて犠牲者を偲びました。そして妻と娘をなくした、那智勝浦町の寺本真一(てらもと・しんいち)町長は「犠牲となられた皆さまの気持ちを思うと今でも胸が張り裂けそうになる。全身全霊で復旧復興し、防災に取り組んでいきたい」と式辞を述べました。

きょうだい3人と両親を亡くした新宮市の会社員、中平史都(なかひら・ふみと)さん29歳は「笑顔が絶えない理想の家族だった。祖父母らを守らなければという思いで東京から地元に戻ってきた。地域のために何かしたいので消防団に入るつもり」と話していました。

またきょう未明には、遺族会によるキャンドル慰霊祭が行われ、災害発生の午前1時に合わせて、29個のろうそくに火をともし、犠牲者を追悼しました。

また新宮市消防本部でも、殉職した消防団員の追悼献花が行われ、田岡実千年(たおか みちとし)市長らが顕彰碑に花を手向けて冥福を祈りました。