和歌山県津波予測システム全域拡大を前に説明会(写真付)

2017年09月04日 19時40分 ニュース, 社会, 防災

和歌山県が独自に整備している津波予測システムの予報範囲が、今月11日から県の沿岸全域に拡大されるのを前に、きょう(9/4)、和歌山市で紀北地方の沿岸自治体など、情報提供先に対する説明会が開かれました。

説明会の様子(和歌山市・県庁南別館 会議室で)

県独自の津波予測システムは、県が気象庁からの許可を得て海洋研究開発機構が海に設置している「DONET(ドゥーネット)」と呼ばれる地震・津波観測システムのデータをもとに津波の到達時間や高さなどの情報を瞬時に沿岸の自治体に配信するとともに、県内にいる人に、避難を促すエリアメールを配信するもので、これまで熊野灘沖だけに設置されていたDONETが、室戸岬沖から潮岬沖にかけて増設されたため、県沿岸の全域で予測が可能になりました。

きょう午後1時半から和歌山市の県庁南別館で開かれた説明会には、県内沿岸のうち、紀北地方の市と町、それに消防本部の職員らおよそ30人が出席し、県防災企画課の職員からシステムで提示できるデータの対象が、県内7つの市と町の38か所から県の沿岸全域をカバーする18の市と町の98か所に増えたことなどの報告を受けました。

また、予報業務の許可が、自治体の防災対策に役立てることを条件に認められていることから、県は、津波の到達時刻や最大の高さ、浸水予想図などの具体的な予測データを住民にそのまま公表しないよう出席者に求めました。その上で、活用方法として、津波の浸水予想図から、防災拠点をどこに置くのが適切かを判断することなどを例に挙げました。

和歌山県の津波予測システムは、今月11日から県沿岸の全域で予報業務が行われる予定で、あすは、紀南地方の自治体などを対象にした説明会が開かれます。