大規模災害時の「緊急交通路確保訓練」(写真付)

2017年09月05日 20時24分 ニュース, 交通, 防災

防災週間、最終日のきょう(5日)南海トラフ巨大地震などの大規模な災害が発生した場合を想定し、道路の安全を確保する訓練が和歌山市で行われました。

チェーンソーで木を切断

きょう午前に実施された訓練には、和歌山西警察署の地域課と交通課、警備課の警察官あわせておよそ20人が参加しました。

はじめに、和歌山西警察署近くの交差点で、「地震の影響で信号機が消えた」という想定で、実際に、交差点にある車用と歩行者用の信号機をすべて消し、手信号で交通整理を行う訓練が行われました。交差点の中央に立った警察官は、笛を吹きながら両手を水平にして赤信号を、両手を挙げて黄信号を、片腕を進行方向に曲げて青信号をそれぞれ示したり、右折する車には、アイコンタクトを送りながら指さしで合図を送っていました。

手信号で交通整理

続いて、警察署の駐車場で「地震や津波で被災した車が道路上に放置されている」という想定で訓練が行われ、警察官が、車内に要救助者が残されていないかを確認したあと、チェーンソーを使って車に挟まった木を切断して取り除き、車を簡易レッカーで持ち上げて道路から撤去しました。さいごに、仮設の検問所を設置して緊急通行車両に「緊急」と書かれた標章を交付する手順を確認しました。

タイヤに噛ませた簡易レッカーで持ち上げる

検問での手続きを確認

訓練を終えて、県警・警備課の楠本真(くすもと・まこと)課長は「災害時は道路上の事故車両や被災車両を早急に取り除き、緊急交通路を確保する必要がある。また、警察官は課の枠を超えてあらゆる事態に対応しなければならないので訓練を重ねて万全を期したい」と話していました。