柿の米国向け輸出解禁、和県など一部産地で年内出荷に

2017年09月12日 20時43分 ニュース, 社会, 経済

果物の柿のアメリカ向け輸出が解禁され、全国一の収穫量を誇る和歌山県産の柿も輸出できる見通しとなりました。

これは、農林水産省が発表したもので、来月(10月)12日付で条件を満たす生の柿が輸出できるようになり、検疫体制が整いつつある和歌山県など一部の産地では年内にも出荷される見通しです。

アメリカ政府は検疫の条件として、農園や生産者が事前に農林水産省に登録されていることや、病気・害虫への対策や栽培管理が適切に行われているかどうかの検査を受けることなどを日本側に義務づけています。日本には、柿の輸出を解禁するよう長年アメリカに要請してきた経緯があり、今回、日本側の検疫体制が整ったとアメリカが判断したということです。

アメリカの食品スーパーでは、スペイン産やイスラエル産などの柿が販売されていて、食後のデザートや健康食品として特にアジア系のアメリカ人に人気が高く、日本産の柿の需要も期待されています。

農林水産省によりますと、去年(2016年)の都道府県別の柿の収穫量は和歌山県が全国1位で、農林水産省はことし2月、首都・ワシントンで和歌山産の柿の試食会を開いていて、今後、輸出の解禁が、和歌山をはじめとした全国の柿の産地の活性化につながる可能性があります。

和歌山県は、これまでも、ジェトロやJAとともに海外でのプロモート活動を行っていて、県食品流通課では、「この秋に出荷できるよう、バイヤーとの交渉などを進めていきたい」と意気込んでいます。