メキシコ地震派遣の隊員が市長に活動報告(写真付)

2017年09月29日 21時22分 ニュース, 防災

今月(9月)20日にメキシコで発生した地震の被災地へ派遣された和歌山市消防局の職員がきょう(29日)和歌山市の尾花正啓市長に現地での活動を報告しました。

尾花市長に報告する梶本消防司令補(右)

日本時間の今月20日に、メキシコ中部で発生したマグニチュード7・1の地震では、300人以上が死亡しました。これを受けて総務省は、全国に国際消防救助隊員の派遣を要請し、和歌山県からは、和歌山市消防局・中消防署・高度救助隊の梶本敦司(かじもと・あつし)消防司令補32歳が派遣されました。

梶本消防司令補は発災直後に現地に入ったあと、およそ7日間、メキシコシティ市などで全国から集まった国際消防救助隊らと救助活動にあたり、19歳の女性と飼い犬1匹を救出しました。全壊した6階建て共同住宅から救出された19歳の女性の女性は、亡くなっていたことが分かりましたが、別の建物から救出された飼い犬は、衰弱していたものの生きて飼い主のもとに返され、その模様は現地のメディアのトップニュースで伝えられたということです。

活動の様子(JICA提供)

きのう帰国したばかりの梶本消防司令補はきょう午前、市役所の市長室を訪れ、現地での活動を報告しました。尾花市長は「言葉が異なる中で連携するのは大変だったと思う。経験を多くの人に伝え、和歌山でもいつ起こるか分からない災害に備えてほしい」と労い、功労を称えて表彰状を贈りました。梶本消防司令補は「要救助者が生きているか亡くなっているかは関係なく、とにかく家族のもとへ返そうと全力で活動しました。この経験を多くの人に発信したい」と話していました。

「国際消防救助隊」は、海外で大規模な災害が発生した場合に現地に駆けつけて救助活動にあたる精鋭部隊で、全国77消防本部の隊員およそ600人が登録されていて、和歌山県内では梶本消防司令補を含め和歌山市消防局の6人が登録されています。