マグロ定置網漁の自粛要請、和歌山など20都府県に

2017年10月07日 18時48分 ニュース, 社会, 経済

水産庁は、太平洋クロマグロの沿岸漁業のうち、資源が低迷している30キロ未満の小型魚に関して、和歌山や青森など20の道府県に対し、定置網漁の操業自粛を要請しました。

定置網漁を共同管理しているこれらの地域は、ことし7月から来年6月にかけて、あわせて580.5トンの漁獲量の枠が割り当てられています。しかし、おととい(5日)時点の漁獲量はすでに770トンに達していて、早くも年間の上限を超えています。

道府県別の枠を超えたのは北海道、岩手県、それに千葉県です。北海道は、漁獲枠の9倍を超える540.7トンに上っていて、とくに北海道南部の海岸で先月末からの短期間に大量の魚が網に入ったのが響きました。

沿岸漁業全体は1739.2トンの枠に対して、きのう(6日)までの漁獲量が1125.2トンです。今回、定置網漁の漁獲量が大幅に伸びたことで、全体の上限までの余裕は小さくなりつつあります。突出した北海道を除いて定置網以外の漁は可能ですが、影響が広い範囲に及ぶため、各地の漁業者から不満の声が上がる可能性もあります。