暴力団幹部暴行死事件・山口組系4人に実刑判決

2017年10月11日 21時20分 ニュース, 事件・事故・裁判

去年(2016年)10月、和歌山市内の路上で、対立する暴力団幹部の男性に暴行して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた暴力団幹部ら4人に対する裁判員裁判の判決公判が、きょう(11日)和歌山地方裁判所で開かれ、4人に懲役7年から8年6カ月の実刑判決が言い渡されました。

判決によりますと、指定暴力団山口組系「倉本組」の幹部組員、鈴木充(すずき・みつる)被告55歳ら4人は、去年10月9日未明、和歌山市北ノ新地の路上で、口論になった神戸山口組系「紀州連合会」の松下功(まつした・いさお)会長、当時50歳の顔を蹴るなどして死亡させたほか、松下会長の知り合いの男性2人にも暴行を加えました。検察側は4人に懲役8年から10年を求刑したのに対し、弁護側は「偶発的な事件で、共謀はない」と主張していました。

きょうの判決公判で武田正(たけだ・ただし)裁判長は「被告人らは、被害者が対立関係にある暴力団の会長だと認識し暴行の意思があった」として共謀を認定し、「被害者からの執拗な挑発から突発的に生じた事件だが、集団で一方的に暴行を加えたもので、繁華街で行われた犯行が社会に与えた影響も無視できない」と指摘しました。

そして武田裁判長は、鈴木被告と竹原光徳(たけはら・みつのり)被告41歳に懲役8年、累犯前歴がある杉原聡志(すぎはら・さとし)被告54歳に懲役8年6カ月、暴行を行わなかった高正憲(こう・まさのり)被告51歳に懲役7年の実刑判決をそれぞれ言い渡しました。

この事件で同じく起訴されているほかの4人に対する裁判員裁判は、今月(10月)25日から行われます。