和歌山県で南海トラフ想定避難訓練、10万人参加(写真付)

2017年11月01日 20時02分 ニュース, 防災

今月(11月)5日の「世界津波の日」を前に、きょう(1日)午前、全国一斉に緊急地震速報の発信訓練が行われ、和歌山県内の学校や企業などでは南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練が行われました。

6年生は1年生の手を引いて避難

このうち、和歌山市立和歌浦小学校では、きょう午前10時に校内放送で緊急地震速報が流れ、授業中だった児童らは一斉に机の下に入って頭を守る姿勢をとっていました。続いて、1年生から6年生の全校児童およそ230人は上履きのまま最寄りの出入り口から運動場へ避難し、福田佳武(ふくだ・よしたけ)校長が避難の心得について話しました。

机の下に避難

避難の心得を話す福田校長

このあと、全員で海抜4・7メートルの小学校から裏山のおよそ30メートルの高台に避難しました。1年生の手を引いて避難した6年生の女子児童は「1年生のペースに合わせて避難しました。いざ津波が来たときは考える時間がないけれど訓練では反省を繰り返すことができるので、真剣に取り組んで次に生かすことが大切だと思います」と話していました。

裏山に避難

県内ではきょう、役所や民間企業のほか、幼稚園や小中高校などおよそ360校などで避難訓練が行われ、10万人あまりが参加しました。和歌山県は、南海トラフ巨大地震で県南部を中心に最大19メートルの津波が発生し、死者はおよそ9万人と推定しています。また気象庁は、きょう正午から、巨大地震などを観測した後に専門家が分析した臨時情報を最短2時間で発表する取り組みを始めています。