紀の川市西脇の斜面崩落で調査検討会が現地視察(写真付)

2017年11月02日 19時36分 ニュース, 政治, 社会, 防災

台風21号などによる大雨で紀の川市西脇(にしわき)の斜面が崩れて民家を直撃し、住民1人が死亡した事態を受け、和歌山県は、大学教授や建設コンサルタントなどの有識者6人による調査検討会を発足し、きょう(2日)会のメンバーが現地視察を行いました。

崩落箇所を視察する調査検討会のメンバーら(11月2日・紀の川市西脇)

先月(10月)22日のよる、台風21号などの大雨で、県が整備中の広域農道付近の斜面が崩れて土砂が民家を直撃し、住民の82歳の男性が死亡した事態を受け、県では直ちに外部の有識者6人による調査検討会の設置を決め、きょう午前、京都大学の大西有三(おおにし・ゆうぞう)名誉教授や、建設コンサルタンツ協会・会員の國眼定(こくがん・さだむ)さんら調査検討会のメンバーが、紀の川市西脇の現場を視察しました。

調査検討会の初会合のもよう(11月2日・岩出市高塚)

続いて、岩出市高塚(いわでし・たかつか)の県・那賀(なが)振興局で調査検討会の初会合が行われ、大西名誉教授を会長に選出したのに続いて、森戸義隆(もりと・よしたか)県土整備部長ら県の担当職員が、改めて現地の被災状況などを説明しました。

会長の大西京大名誉教授(左)と森戸県土整備部長(右)

初会合後、記者団の質問に答えた大西会長は「普通の崖崩れに比べて範囲がとても広く、多量の水が入って土石流になったような印象だ。今後、ボーリング調査のデータを分析するほか、雨量や水位の変化などの観測も強化し、二次災害の防止にも注意したい」と話したほか、崩壊した現場の盛り土の補強については「問題は無いと考えている」と話しています。

県では、今月末(11月)までに2回目の会合を開く方針で、森戸県土整備部長は「最終的な結論を出来るだけ早く出したい」と話しました。