立冬・和歌山城の松に「こも巻き」(写真付)

2017年11月07日 20時28分 ニュース, 社会

暦の上で立冬のきょう(7日)、和歌山城の和歌山公園で、松の木の害虫を駆除する伝統的な技法の「こも巻き」が行われました。

こも巻きは、虫が枝から地中に降りて越冬する習性を利用した伝統的な害虫駆除法で、和歌山公園では江戸時代から行われています。松の木についたマツケムシなどの害虫が冬ごもりをするため幹に巻いた莚(むしろ)の中に集まる仕組みで、木に直接、薬剤を散布せず、こもを巻くことで害虫を食べる虫まで駆除してしまうのを防ぐことができます。

きょう午前9時から和歌山公園で行われたこも巻きでは、和歌山城整備企画課の職員9人が3班に分かれて作業を行い、公園内の松の幹の、地上からおよそ1メートルの位置に藁で編んだ莚を縄紐でくくり付けていきました。きょうはおよそ3時間かけて公園内の松およそ270本にこもが巻かれました。

和歌山城整備企画課・史跡整備班の内田信行(うちだ・のぶゆき)班長は「こも巻きをすると冬の訪れを感じます。和歌山城の風物詩にもなっていると思う」と話していました。

きょう巻いたこもは、「啓蟄(けいちつ)の日」にあたる来年(2017年)3月6日に外して焼却するということです。