モンゴル政府研修団が和歌山市で防災教育を見学(写真付)

2017年11月09日 19時52分 ニュース, 防災

日本の防災教育を視察するため、日本を訪れているモンゴル政府の研修団が、きょう(9日)和歌山市の保育所を訪問しました。

非常食について説明を聞く研修団

JICA(ジャイカ)=国際協力機構が行っている「地震防災能力向上プロジェクト」に参加している、モンゴル政府の教育や防災の担当者10人は、日本の防災教育を視察するため先月(10月)から来日していて、きょうは、和歌山市の市立杭ノ瀬(くいのせ)保育所を訪れて和歌山大学災害科学教育研究センターが開発した防災教育プログラムを見学しました。

子どもたちへの防災教育の様子

この中で研修団は、子どもたちによる地震や台風への対策を歌った防災ソングの披露や、避難する時の心得「押さない・走らない・喋らない・戻らない」の確認、避難訓練の様子などを見学しました。研修団はこのあと、災害でライフラインが途絶えたことを想定し、薪とペール缶を使った炊き出しや、湯を注いで作る非常食について説明を聞きました。

炊き出し

研修員のドブチン・ムンフバットさん44歳は、「幼い頃から防災について学んでいるのは素敵だと感じた。モンゴルでも防災教育は行っているが、まだまだ不十分なので、さらに子どもたちに分かりやすくシンプルにすることを心がけて地震や洪水などの災害に備えたい」と話していました。和歌山大学災害科学教育研究センターの今西武(いまにし・たけし)客員教授は「防災教育は、真剣ばかりでは限界があるので、楽しい要素を交えることが大切。モンゴルでも対象者に合わせた啓発活動をしてほしい」と話していました。

研修団は、このほか、県内外の小中学校での防災教育の様子も視察するということです。