「おくじらさま」監督が知事訪問 上映開始を前に(写真付)

2017年11月10日 21時14分 ニュース, 社会

古式捕鯨発祥の地・太地町を舞台に、捕鯨問題を描いたドキュメンタリー映画「おくじらさま」が今月25日から和歌山市と新宮市で上映されるのを前に、きょう(11/10)午後、佐々木芽生(ささき・めぐみ)監督が、県庁に、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を訪ねました。

仁坂知事(左)と懇談する佐々木監督(知事室)

「おくじらさま」は、アメリカ・ニューヨーク在住で映画監督の佐々木さんが、太地町で行われているイルカの追い込み漁を糾弾してアカデミー賞を受賞した「ザ・コーブ」に対する反論が日本から聞こえてこないことに違和感を感じて制作したもので、映画では、捕鯨問題に対する賛否双方の意見を紹介しています。

このドキュメンタリー映画「おくじらさま」が今月25日から県内で公開されるのを前に、佐々木監督が、きょう夕方、県庁・知事室を訪れ、仁坂知事と懇談しました。

佐々木監督は、「海外では、捕鯨をしている人たちの情報が何も入ってきませんでした。映画では、いろんな意見を紹介していますが、押しつけるのではなく、意見を聞いた上で、あとは自分で考えて、というスタンスです」と説明しました。

これに対し、仁坂知事は、「日本人の中には、外国人が嫌っているなら、食べなくてもいいじゃないか、という人もいますが、そこには、自分の価値観はないし、やや無責任だと思う」と応じました。

懇談の後、佐々木監督は、映画の副題になっている「ふたつの正義の物語」について、「捕鯨問題は、正義 対 悪という構図で語られがちですが、正義の反対は別の正義であること、正義は1つではないことを、世界の人に理解してもらいたい」と語りました。

「おくじらさま」は、和歌山市のジストシネマ和歌山と新宮市のジストシネマ南紀で今月25日から来月8日まで上映されます。