南海線の臨時ダイヤ増発。高野線は地滑りで復旧メドたたず(写真付)

2017年11月11日 19時09分 ニュース, 交通, 社会, 経済

台風21号の影響で橋脚が壊れ、臨時ダイヤで運行している南海本線は、きょう(11日)から和歌山市駅と羽倉崎駅間でこれまでのほぼ倍の本数となる15分間隔での運転を始めました。あさって(13日)からの平日ダイヤでは朝夕の通勤時間帯に難波行きの急行も走らせます。一方、高野線の不通区間は広い範囲で地滑りしていることがわかり、運転再開のメドはたっていません。

先月22日、南海本線の樽井駅と尾﨑駅の間にかかる男里川(おのさとがわ)橋梁が台風の影響で壊れて上下線とも運休し、今月1日からこの区間の上り線を使った単線での運転を行っていました。

和歌山市駅と羽倉崎駅間は一部を除き普通列車がおおむね30分間隔で運転していましたが、きょう(11日)の始発からこれまでの倍の本数となるおおむね15分間隔での運転を始めました。あさって(13日)からの平日ダイヤでは、朝夕の通勤時間帯に、運転再開後初めてとなる急行も走らせます。

平日の朝夕ラッシュ時には急行も運行される(南海和歌山市駅)

これに伴い、箱作駅と泉佐野駅を結ぶ代行バスは運行を終了しますが、JR阪和線での振り替え輸送は引き続き実施することにしています。南海電鉄では現在、損傷した下り線の橋脚の前後左右に杭を打ち込んで仮の橋脚を立ち上げ、橋を元の位置に戻す工事を進めていて、線路などの復旧工事も行って仮復旧を完成させたい考えで、今月中の上下線での運転再開を目指すとしています。

一方、南海高野線は、台風21号の影響で九度山町の上古沢(かみこさわ)駅構内で線路が故障しました。南海電鉄と和歌山県が周辺地域を調べたところ、線路を含む斜面の広い範囲で地滑りが発生している可能性があります。今後、九度山町も加わって、現地のボーリング調査などを行うことにしていて、地滑り対策を検討するとしています。

高野線は高野下と極楽橋との間で運転を見合わせ、橋本と高野山の間でバスによる代替輸送を行っています。