紀三井寺で前貫主満中陰法会と新貫主晋山奉告式(写真付)

2017年11月13日 20時58分 ニュース, 社会

西国三十三所観音巡礼の第二番札所で、救世(ぐぜ)観音宗総本山の、和歌山市にある紀三井寺できょう(11/13)、9月に89歳で亡くなった、前田孝道(まえだ・こうどう)前貫主(ぜん・かんしゅ)の満中陰(まんちゅういん)・49日の法会と、新しい貫主に就任した前田泰道(まえだ・たいどう)新貫主59歳の晋山奉告(しんざんぶこく)式が営まれました。

紀三井寺・本堂で

法会と式は、きょう午前11時から紀三井寺の本堂で営まれ、唱禮(しょうれい)を唱えて前貫主の満中陰法会を執り行ったあと、35年間、副住職を務めてきた長男の前田泰道・新貫主が、前貫主の朱色の袈裟と、念珠を受け取り、自ら身に付けて晋山奉告式にのぞみました。

前貫主の袈裟と文殊を受け取る前田泰道・新貫主

そして、晋山奉告文(もん)を読み上げ、1200年以上続く紀三井寺の貫主として務めていくことを誓いました。

晋山奉告文を読み上げつとめを果たすことを誓う前田・新貫主

前貫主の満中陰法会と、新貫主の晋山奉告式には、末寺(まつじ)などの僧侶30人と総代らあわせておよそ170人が参列し、県仏教会会長で高野山・真言宗の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長と仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が挨拶したほか、紀三井寺の代表総代を務める島精機製作所の島正博(しま・まさひろ)会長が謝辞を述べました。

式のあと、前田泰道・新貫主は、「56年間、寺を守ってきた前貫主のあとを担うにあたり、これまでにない重圧を感じていますが、殺伐とした世の中で、生きる勇気を与えられるよう努めたい」と述べた上で、西国三十三所草創1300年となる来年、さらに紀三井寺ができて1250年の節目を迎える2020年に向けて、「これを成功させるのが私に課せられた最初の仕事」と決意を語りました。

前田泰道・新貫主は、先月18日付けで、第15代 貫主と、第3代 救世観音宗・管長(かんちょう)に就任しています。