準天頂衛星システム実証実験 串本町で実施(写真付)

2017年11月24日 19時41分 ニュース, 社会, 防災

準天頂(じゅんてんちょう)衛星システムを使った避難者の安否情報を集約する実証実験が、このほど(11/18)、串本町で行われ、地元の人たちが実験に参加しました。

準天頂衛星システム「みちびき」は、日本の天頂付近を通る軌道を持つ人工衛星3機と静止衛星1機を使って常に1つの衛星を日本の上空に配置することができる日本独自の衛星システムで、内閣府が和歌山県や串本町の協力で実施しました。

実験は、今月18日に串本町の潮岬青少年の家で行われ、地元の自主防災組織の人たちがタブレット端末に自分の名前と電話番号の下四桁を入力しました。無線LANでパソコンに集計された30件ほどのデータは、およそ1分で衛星に送信されました。

位置情報システム

実際にタブレットを操作した串本町潮岬自主防災組織の前地利人(まえじ・としひと)さん65歳は、「避難所の情報が簡単に見られるし、タブレットはすごく簡単に操作でき安心です」と話していました。

政府は、3年後をめどに本格的に運用を開始し、導入する自治体を増やしたい考えで、災害の発生時に、多くの集落が孤立する可能性の高い和歌山県も、導入を検討することにしています。

県防災企画課の片家康裕(かたいえ・やすひろ)さんは、「孤立した避難所のデータが入手できる、和歌山県には有効なものだと思う、今後さらに改良して使いやすものになれば」と話していました。