「南葵音楽文庫」初公開、県立図書館と博物館(写真付)

2017年12月03日 19時17分 ニュース, 政治, 社会

音楽の殿様と呼ばれた紀州徳川家の第16代当主、徳川頼貞(とくがわ・よりさだ)が収集した西洋音楽関連資料「南葵(なんき)音楽文庫」の初公開が、きょう(3日)から、和歌山市の県立図書館と県立博物館で始まりました。

文庫は、去年(2016年)、読売日本(にっぽん)交響楽団から和歌山県に寄託された、頼貞が収集した2万点に及ぶ貴重な資料で、県が整理をすすめています。

テープカットしてプレオープン祝う(県立図書館)

テープカットしてプレオープン祝う(県立図書館)

和歌山市西高松(にしたかまつ)の県立図書館では、閲覧室を新設、整理がついたものから順次公開することにしていて、この日午後1時すぎから、エントランスホールでセレモニーを行い、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事ら関係者がテープカットして、プレオープンを祝いました。

南葵音楽文庫閲覧室(県立図書館)

南葵音楽文庫閲覧室(県立図書館)

南葵音楽文庫閲覧室で開架公開された資料

南葵音楽文庫閲覧室で開架公開された資料

続いて、図書館内のメディア・アート・ホールでは、慶應義塾大学の美山良夫(みやま・よしお)名誉教授が「南葵音楽文庫に宿る・魂」と題して記念講演したほか、図書館の音楽監督もつとめる和歌山市出身で東京芸術大学学長のヴァイオリニスト、澤和樹(さわ・かずき)さんらによる記念演奏会も開かれました。また、県立図書館では、南葵音楽文庫ホームページも開設し、その歴史や資料の内容を公開するとともに、今後の催しなども掲載されています

一方、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立博物館では、この日から、企画展「南葵音楽文庫―音楽の殿様・頼貞の楽譜コレクション」が始まり、ベートーヴェンの自筆楽譜など、最も貴重な資料といわれるおよそ100点が展示・初公開され、来館者の関心を集めています。博物館の企画展は、来年(2018年)1月21日まで行われます。