下津の「蔵出しみかん」出荷前に蔵出し作業(写真付)

2018年01月11日 19時53分 ニュース, 社会, 経済

蔵の中で貯蔵して熟成させ甘みをより引き出した「蔵出しみかん」の出荷を前に、きょう(11日)海南市下津町(かいなんし・しもつちょう)の農家で蔵出し作業が行われました。

蔵出し作業をする岡本芳樹さん(1月11日・海南市下津町)

出荷の時を待つ「蔵出しみかん」

蔵出しみかんは、海南市下津町のみかん農家に古くから伝わるもので、毎年12月ごろから収穫される晩生(おくて)のみかんを土壁の蔵の中で1か月から2か月貯蔵すると、酸味が抜けて糖度が増すことから、早生(わせ)品種の終わった1月下旬から春先にかけて「蔵出ししもつみかん」として、おもに新潟や北海道などの北国や、大阪・東京方面などに出荷されています。

下津町青枝(あおし)のみかん農家で、JAながみね「下津柑橘(かんきつ)部会」副部会長を務める岡本芳樹(おかもと・よしき)さん59歳は、けさ、自ら所有するみかん蔵に入って、木箱に並べられ熟成された「林温州(はやしうんしゅう)」の蔵出し作業を行い「梅雨時(つゆどき)に雨が少なくて収穫量は減りましたが、その分甘みが乗って良いみかんに熟成されました」と話していました。

JAながみねによりますと、下津町内にはおよそ1000軒のみかん農家があって、ほとんどが蔵出しみかんを生産し、このうちのおよそ300軒がJAを通じて出荷しています。

今シーズンは、今月20日前後から出荷が始まり、前の年を500トン下回るおよそ3500トンが、JAながみねの「蔵出ししもつみかん」として市場へ出回るということです。

なおJAながみねでは、今月21日の午前10時から、海南市重根西(しこねにし)のJAながみねファーマーズマーケットとれたて広場で「蔵出ししもつみかん」の全国PRキャンペーンの結団式を行います。